Nelson (交流磁界)
機能
渦電流の流れる材料におけるRF(無線周波数)および交流の2次元磁界計算
解説
Nelson(バージョン7.0)は、2次元円筒座標系または直交座標系において、導電性媒質でのRF(無線周波数)および交流の磁界分布を計算するための汎用計算用ツールです。このプログラムは、細かさが可変の三角形メッシュによる有限要素法を使っています。
コイルあるいは様々な材料を表現する領域を127個まで定義することが可能です。
表面の高調波コイル電流あるいはベクトルポテンシャルの振幅と位相は個別に設定することが可能です。
導電体は体積抵抗率や比透磁率の値によって特性を指定します。
インタラクティブなグラフィカル解析プログラムである内蔵ポストプロセッサは、計算領域において導出された、磁界、渦電流、その他の物理量の振幅や位相についての情報をすべて提供します。
また磁力線や電界、抵抗によるエネルギー吸収量等カラープロットを行なえます。
Nelsonの周波数領域の解法は、線形材料かつ単一の周波数での励磁に限定されています。時間領域用のPulseコード(別売)を用いれば、任意の駆動電流波形に関して非線形磁性材料に対する磁界を計算することが可能です。(Windowsに対応します。Meshが必要です。)
- すぐに実行可能な例題の付いた、理解しやすい解説書(現在英語のみ)。
- 標準のパソコンで大きなメッシュを取り扱い可能(数百万要素)。
- 等電位線、3次元の電位描画、計算値を要素ごとに色分けしたプロットなど、種類の豊富な描画。
- すべてのWindows印刷装置をサポートする出版品質のハードコピー機能。
- 対話型のポイント・アンド・クリック方式による解の解析。
- シンプルで分りやすく記述された出力ファイルによりデータを他のアプリケーションに容易に受け渡し可能。
さらにNelsonについて学ぶには
関連ブログ
解説およびチュートリアル
Using Nelson to find high frequency resistive losses in wires | wirelossfrequency.pdf |